レアアース輸出価格が低迷 苦境に立たされる内モンゴル=中国メディア

 中国でレアアースの埋蔵量がもっとも多い内モンゴル自治区が、レアアース(希土類)の輸出価格の低迷に苦しんでいる。中国新聞社によれば、2014年上半期における内モンゴル自治区のレアアース平均輸出価格は前年同期より37.2%も安い1トンあたり4万9000元(約80万5600円)だった。  報道によれば、内モンゴル自治区が14年上半期に輸出したレアアースは前年同期比0.5%増の1951.4トンで、レアアース価格の低下を受け、輸出総額も同37.1%減の9570万6000元にとどまった。  レアアースはハイテク製品には必要不可欠な資源であり、中国は国家として戦略資源に位置づけている。また、内モンゴル自治区は中国でも資源の豊富な地域であり、レアアースのほか、石炭の生産によって潤ってきた。  だが、近年は石炭バブルの崩壊によって経済が減速、バブル時に建設されたマンション郡がゴーストタウン化し、注目を集めた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国でレアアースの埋蔵量がもっとも多い内モンゴル自治区がレアアース(希土類)の輸出価格の低迷に苦しんでいる。中国新聞社によれば、2014年上半期における内モンゴル自治区のレアアース平均輸出価格は前年同期より37.2%も安い1トンあたり4万9000元(約80万5800円)だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-26 09:45