中国29省の上半期GDP発表 いずれも成長率が年間目標を下回る=中国メディア

中国メディア・和訊網は27日、中国内地29省(直轄市、自治区含む)の地方政府が発表した上半期の経済データを紹介、GDP成長率がいずれの省でも目標値を下回ったと報じた。
記事は、29省のうち域内総生産(GDP)が1兆元(約16兆円)を上回った省が10あり、そのうち広東と江蘇の2省は3兆元(約48兆円)を超えてほかの27省を大きく引き離したと伝えた。
また、前年同期比の経済成長率ではチベット自治区が11.7%増ともっとも高く、重慶、青海、貴州の各省と天津市が10%超となったことを紹介。一方で、河南と青海の2省以外はすべてGDP成長率が昨年同時期より低くなり、とくに雲南省では4ポイントの減速となったとした。ただ、北京、上海両市や浙江、広東両省は今年第1四半期と比較すると0.1-0.3ポイント上昇。それぞれ7.1-7.5%の成長率となった。
記事は、多くの省が全国の上半期GDP成長率である7.4%を上回ったが、年間目標を現時点で上回っている省が1つもなかったと解説。とくに甘粛、雲南、山西の3省は年間目標成長率より2.6-2.9ポイント少ない状況であるとした。
国家統計局の報道官は、下半期も経済下降の圧力を受けるとしたうえで「いかに安定成長と経済構造調整の関係性について処理するかがカギだ」コメントした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・和訊網は27日、中国内地29省(直轄市、自治区含む)の地方政府が発表した上半期の経済データを紹介、GDP成長率がいずれの省でも目標値を下回ったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-27 16:30