日経平均寄り付きは30円安と小動き、カジノ関連株が急動意

 28日の日経平均株価は、30円89銭安の1万5426円98銭で寄り付いた。  前週末の米国株式市場は、アマゾン・ドット・コムの決算などが失望売りにつながったこともあり、123ドル安と3日続落。週明けの日本株にも波及し、日経平均は30円安と小幅安で寄り付いた。外国為替市場ではドルが101円台後半とやや円安基調で推移している。  個別では、政府が20年までに国内3カ所にカジノを開設する方針で検討に入ったと報じられたことで、日本金銭機械 <6418> やオーイズミ <6428> が買い気配となるなど関連株が急動意している。  また、4―6月期の純利益が25%減となり、希望退職者の募集を発表した日立化成 <4217> や、9月中間期の純利益予想を増額修正した富士通ゼネラル <6755> が買い気配となり、4―6月期の純利益が92億円の黒字と見通された日立ハイテクノロジーズ <8036> や、1Qが営業益7割増となったアクセル <6730> も買い気配でスタートしている。  一方、大型の自社株売り出しを発表した吉野家ホールディングス <9861> が売り気配となり、4―6月期が営業減益見通しが報じられた日野自動車 <7205> が軟調。今3月期の業績予想を上方修正した野村総合研究所(NRI) <4307> も売りが先行している。(編集担当:片岡利文)
28日の日経平均株価は、30円89銭安の1万5426円98銭で寄り付いた。
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2014-07-28 08:45