富士通ゼは年初来高値、中間期業績予想の上方修正を好感

 富士通ゼネラル <6755> は4連騰し、23日の年初来高値1240円を上回った。午前9時25分には179円高(14.48%高)の1415円を付けている。25日引け後に15年3月期第1四半期の決算を発表し、同時に14年9月中間期業績予想を上方修正したことが好感された。  第1四半期の売上高は前年同期比10.8%増の550億9700万円、営業利益は同90.3%増の59億6200万円だった。空調機部門では、スペインやイタリア向けの出荷が増加したほか、フランスでヒートポンプ式温水暖房システムの販売が堅調に推移。北米では省エネ機種中心の拡販に努めたほか、好天にも恵まれて売上が増加した。国内では消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減などで量販店ルートでの消化が落ち込んだが、住宅設備ルート向けの販売が堅調で増収を確保できた。  第1四半期の好スタートを反映し、中間期業績予想は売上高を1160億円から1210億円(前年同期比9.3%増)、営業利益を55億円から80億円(同53.4%増)に引き上げたが、各地の景気動向や天候、為替相場の先行きが不透明として、通期業績予想は据え置いた。(編集担当:宮川子平)
富士通ゼネラルは4連騰し、23日の年初来高値1240円を上回った。
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2014-07-28 09:45