東洋機械が急落、下期見通しの不透明感など売り要因に

 東洋機械金属 <6210> が急落。午前9時22分に70円安(11.0%安)の568円まで売られている。  同社は25日引け後、今3月期の第1四半期業績を開示。売上高は57億3600万円(前年同期比13.7%増)、営業利益は4億5100万円(同42.3%増)となったものの、純利益は4億100万円(同2.8%減)に終わった。  射出成形機では、国内で設備投資需要が増加、海外では中国などでスマートフォン関連で中小型機が堅調となった。また、ダイカストマシンでは、中国を中心に自動車関連向けの需要が拡大したが、韓国IT関連向けは受注減となっている。また、利益面ではコストの低減が寄与したものの、為替差損の発生が最終減益につながっている。  同社では大口需要先であるIT・電子部品向けが、後半後半にかけて需要が減退する懸念があるとしており、9月中間期は営業利益が前年同期比42.2%増の10億5000万円を見通しているものの、通期の営業利益は前期比1.3%減の17億7000万円と営業減益を計画している。(編集担当:片岡利文)
東洋機械金属が急落。午前9時22分に70円安(11.0%安)の568円まで売られている。
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2014-07-28 09:45