ムゲンエステートは続落も2Q決算発表を先取り公開価格水準からの割安修正期待が根強い
ムゲンエステート <3299> (東マ)は、21円安の1189円と続落して始まっている。7月22日につけた上場来安値1132円から100円超幅の底上げし、利益確定売りが続いている。ただ同社株は、今年6月18日に公開価格1200円で新規株式公開(IPO)され、この公開価格水準から直近IPO株人気を再燃させ、割安修正への期待を高めており、今年8月7日にIPO後初決算となる今12月期第2四半期(2Q)累計業績の発表を予定していることも、このフォローの材料視されている。
■潜在市場巨大な首都圏中古マンションの再生事業でトップを目指す
同社は中古マンションの再生ビジネスのパイオニアで、首都圏の1都3県エリアを地盤に、中古物件の区分所有の買取からリフォーム企画、再販事業まで一貫して責任を持つ独自のビジネスフローを展開している。同中古流通・リフォーム市場の事業環境は、国土交通省が、「中古住宅・リフォームトータルプラン」で示したように2020年までに20兆円に倍増すると高成長が予測され、このうち首都圏の中古住宅市場は10年で46%増、なかでも中古マンションは81%増と市場を牽引すると観測されている。この首都圏の中古マンション約440万戸の潜在市場で、同社は業界トップを目指し、原価とリフォーム費用を一元管理するとともに、買取と再販も同じ担当者が行う効率的なビジネスモデルを展開している。
このため業績も好調に推移、今12月期業績は、売り上げ250億3100万円(前期比20.2%増)、経常利益22億7100万円(同15.1%増)、純利益12億7000万円(同12.6%増)と予想、配当も、年間12円を予想している。
■2Q決算発表で好業績を再確認、PER8倍台の割安修正で最高値奪回へ
株価は、公開価格を120円、10%上回る1320円で初値をつけ上場来高値1759円まで買い進まれ、IPO人気の一巡と全般調整相場の波及で上場来安値1132円まで売られたが、公開価格割れは下げ過ぎとして底上げ、公開価格水準でもみ合っている。2Q累計決算発表で好業績を再確認、IPO時と同様にPER8倍台の割安修正で上場来高値を奪回しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ムゲンエステート<3299>(東マ)は、21円安の1189円と続落して始まっている。7月22日につけた上場来安値1132円から100円超幅の底上げし、利益確定売りが続いている。
economic
2014-07-28 10:30