日立化成が買われる、通期の純利益予想を増額修正

 日立化成 <4217> が寄り付きから急騰。午前9時15分には212円高(12.5%高)の1911円まで買われ、その後も高値をうかがっている。  25日に引け後に、今3月期の業績予想を修正したことなどが好感された。  通期計画は、売上高を従来予想の5250億円から5230億円(前期比5.9%増)に小幅減額。営業利益360億円(同29.6%増)を据え置いた一方、純利益は240億円から250億円(同3.7%増)に修正、増益予想に転じた。福島原発事故による東京電力からの補償金を特別利益として計上したことが増額要因となっている。  また、日立化成では同時に、国内社員の9%程度に相当する1000人の希望退職者を募集すると発表した。構造改革推進の一環となり、同募集による業績予想への影響額は今後に開示するとしている。  同社の今期の第1四半期業績は、前年同期比5.0%増の1251億2700万円、営業利益は同0.4%増の7531億円で着地した。スマートフォン、タブレットPC向け材料の売上が増加、蓄電デバイス・システム製品も好調となったという。(編集担当:片岡利文)
日立化成が寄り付きから急騰。午前9時15分には212円高(12.5%高)の1911円まで買われ、その後も高値をうかがっている。
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2014-07-28 12:15