中国一般炭価格の下落止まらず、環渤海一般炭平均価格は500元切る

 23日に発表された環渤海一般炭(5500キロカロリー)の総合平均価格(2014年第28週)はトン当たり498元に下落し、6月以降、8週連続で値下がりした。5月29日の537元からは39元の大幅下落となり、2010年10月13日以来の最低記録を更新している。  水力発電の伸びや中国石炭大手の神華集団の値下げが石炭価格下落に影響したと見られている。6月の中国の発電量は4581億キロワット時(2013年同期比5.7%増)で、火力発電は3462キロワット時(同6%増)、水力発電は875キロワット時(同4.4%増)だった。  神華集団は22日、6月26日以降6回目となる値下げに踏み切り、5500キロカロリーの石炭価格の長期契約炭参考価格をトン当たり485元に引き下げた。これは2008年以降では最も低い価格レベルである。  株式市場での石炭銘柄も大きく下落しており、中国の証券業界では一般炭価格の下落傾向は今後しばらく続くとの見方が強まっている。  中国の環渤海一般炭(5500キロカロリー)総合平均価格は、2011年の平均価格が817元、2012年が707元、2013年が590元と、2011年から下落傾向が止まらない。供給過剰や安価な輸入炭の急増が中国の石炭産業を圧迫している。(編集担当:金糸猴)
23日に発表された環渤海一般炭(5500キロカロリー)の総合平均価格(2014年第28週)はトン当たり498元に下落し、6月以降、8週連続で値下がりた。5月29日の537元からは39元の大幅下落となり、2010年10月13日以来の最低記録を更新している。
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2014-07-29 05:30