日経平均は35円高スタート、円下落やNYダウの上昇で
29日の日経平均株価は前日比35円39銭高の1万5564円79銭で寄り付いた。ドル・円は101円台後半とやや円安が進んだほか、米国市場でもNYダウが上昇したため、東京市場でも買いが優勢となった。ただ、全体的に積極性は乏しく、個別株物色の様相が強い。
個別では、15年3月期第1四半期で営業益2倍のフジクラ <5803> や営業益34.6%増のキーエンス <6861> などが買い気配スタート。第1四半期で営業益2ケタ増の日産自動車 <7201> やきんでん <1944> 、9割増の北越工業 <6364> 、営業黒字に転じた中部鋼鈑 <5461> なども物色された。朝方に14年8月中間期業績予想を上方修正したマルエツ <8178> も堅調。
半面、14年6月中間期の損益予想を下方修正した東燃ゼネラル石油 <5012> は売りが先行した。15年3月期第1四半期で赤字に転落したタカラレーベン <8897> も軟調。第1四半期で営業益2ケタ減のエスティック <6161> やアサックス <8772> なども下落している。
なお、きょうは取引時間中にHOYA <7741> 、ヤクルト本社 <2267> など、引け後にコマツ <6301> 、ホンダ <7267> 、JR東海 <9022> 、オリエンタルランド(OLC) <4661> などが15年3月期第1四半期の決算を発表する。日本マクドナルドホールディングス <2702> は引け後に14年6月中間期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
29日の日経平均株価は前日比35円39銭高の1万5564円79銭で寄り付いた。
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2014-07-29 09:15