中国人「人財」の有効活用法(1)話しかければ笑顔生まれる中国人財の有効活用法(1) 話しかければ笑顔生まれる

 私は、中国貿易にたずさわって25年になります。その間、7年程は江蘇省無錫市に手袋の製造工場も持っていました。浙江省杭州市には、4年近く駐在もしていました。1万人以上の中国人スタッフと関わった経験を生かし、日本で働く中国人スタッフの活用法をご紹介したします。 ■話しかければ笑顔生まれる  第1回目は「関心を持つと変わる」です。昨今、居酒屋やコンビニで、また工場などの製造現場で、中国人スタッフをよく見かけますよね。でも、自分の会社に中国人スタッフがいるのに、どうやって接していいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか? このお悩みを簡単に解決できる方法があります。それは、相手に興味関心を持つ、です。  想像してみてください。4月は新入社員の入る季節です。日本人の新入社員が入社しました。各部署に初々しい新人が入ってきました。どうやって話しかけますか?  「田中君って、○△町から通ってるんだって? 俺のお袋の実家が○△で小さい頃よく、おばあちゃんの家に遊びに行ったんだよな」なんて話しかけませんか? あるいは、こうです。「山田君、○△高校だって? 私の弟も一緒よ。」と。相手は社会人になったばかり。初めて本格的に働くことになったわけです。上司や先輩としても、何とか打ち解けたいと共通項を探し、いろいろ話しかけますよね。  それと同じなんです。簡単なところから言いますと、まず、出身地を聞いてみてください。聞いてすぐにわからない地名を言ったら、「どのあたりなの?」と聞いてください。「何が名物なの?」と聞くのもよいでしょう。それを繰り返してください。  みなさんが中国人スタッフのひとりひとりに興味関心を示すとまず、翌日から挨拶(あいさつ)の声の大きさが変わります。やがて彼らから話しかけてくるようになります。そして、無表情に見えた彼らに笑顔が生まれます。実に簡単です。あなたが興味関心を持つことで、中国人スタッフに笑顔が生まれて、職場が明るくなります。  実は、スタッフの定着率というのは、こういう小さな積み重ねで大きく変えられます。是非、実践してみてください。(執筆者:江村 典子 提供:中国ビジネスヘッドライン)
私は、中国貿易に携り25年になります。その間、7年程は江蘇省無錫市に手袋の製造工場も持っていました。浙江省杭州市には、4年近く駐在もしていました。一万人以上の中国人スタッフと関わった経験を活かし、日本で働く中国人スタッフの活用法をご紹介したします。
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2014-07-29 10:30