アバントは高値顔合わせ、業績再上方修正に再増配がオンして割安修正買いが増勢

  アバント <3836> (JQG)は、156円高の1650円と急続伸し、6月24日につけた年初来高値に顔合わせしている。前日28日大引け後に8月8日の決算発表に先立って、前2014年6月期業績の今年4月21日に続く再上方修正と再増配を発表、純利益が、連続過去最高更新の更新幅を拡大させることが、割安株買いを増幅させている。 ■第4四半期も売り上げが堅調に推移し人件費・採用費も抑制   前2014年6月期業績は、4月21日の上方修正値より売り上げを1億5000万円、経常利益を1億8500万円、純利益を1億8000万円それぞれ引き上げ、純利益は、6億2000万円(前々期比71%増)と大幅続伸し、前々期の過去最高を連続して大幅更新する。4月の上方修正は、ソフトウエア・情報サービスの受注が堅調に推移し、新規の大型案件成約による自社ライセンスの販売により収益性の高いライセンスの売上比率が高まったことなどを要因としたが、その後、第4四半期も売り上げが予想以上に堅調に推移したほか、労働市場のひっ迫で人材確保が計画より遅れて人件費・採用費が抑制され、グループのIT基盤整備の一部が来期以降にズレ込み、付随するコストが発生しなかったことなどが要因となった。   配当は、昨年10月31日を基準日に実施した株式分割(1対2)に伴って修正した年間13円を4月に17円に増配し、今回はさらに27円に再増配、株式分割換算で実質18円の増配とする。 ■PER12倍台の割安修正で株式分割権利落ち後高値を視野   株価は、今年4月の業績上方修正・増配で1487円と急伸し、ほぼ往って来いの安値から期末の配当権利取りで年初来高値まで360円高、配当権利落ちとともに1400円台での中段もみ合いを続けてきた。PERは12倍台と割安となるだけに年初来高値に顔合わせしたここからは、昨年12月につけた分割権利落ち後高値2690円を視野にキャッチアップを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アバント<3836>(JQG)は、156円高の1650円と急続伸し、6月24日につけた年初来高値に顔合わせしている。
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2014-07-29 10:45