味の素がもみ合い、今期営業減益との観測、ブラジル拡大報道も

 味の素 <2802> は朝方に小幅安で推移したあとプラスに転じ、もみ合う場面があった。午後2時過ぎには再度マイナス転換している。  同社の今3月期の第1四半期営業利益が前年同期比で約1割減少、130億円前後になったもようと、29日付の日本経済新聞が報じている。  家畜向けの飼料用アミノ酸が海外メーカーとの価格競争激化で採算性が悪化し、国内では食品用調味料などにおいて、消費増税前の駆け込み需要の反動減を受けたという。  一方、同日の紙面では、味の素のブラジルにおける調味料販売の拡大方針についても報じられている。  同社ではブラジルの調味料市場は長期的に日本を上回ると見ており、直近では即席スープの新商品を投入したほか、調味料も新発売するなど攻勢を強め、21年3月期には13年3月期比で3倍の売上高を目指すという。(編集担当:片岡利文)
味の素は朝方に小幅安で推移したあとプラスに転じ、もみ合う場面があった。午後2時過ぎには再度マイナス転換している。
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2014-07-29 14:30