マクドナルド、14年12月期業績予想を未定に、売上減や信頼回復のための投資計画
日本マクドナルドホールディングス <2702> は29日引け後、14年12月期業績予想を未定に変更した。
従来は売上高2500億円(前期比4.0%減)、営業利益117億円(同1.5%増)などを見込んでいたが、上海福喜食品有限公司製の鶏肉を巡る問題の影響で売上高の減少が予想され、現時点で合理的に見積もることができないとした。また、信頼回復のための投資を計画しており、費用の増加も見込まれる。
同社では25日をもって中国製のチキン商品の販売を中止した。29日からはウェブサイトで各原材料の最終加工国や主要原料原産国の情報を公開している。また、チキン以外の製品を製造している中国のサプライヤーやタイのチキン製品サプライヤーに対する臨時追加監査の実施や毎月の現場での作業確認の実施、中国製製品とタイ製チキン製品の日本国内における高頻度の品質検査の実施を決めた。
なお、6月中間期の売上高は前年同期比6.7%減の1210億円、営業利益は同50.3%減の35億1200万円と従来計画をやや下回って着地した。(編集担当:宮川子平)
日本マクドナルドホールディングスは29日引け後、14年12月期業績予想を未定に変更した。
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2014-07-29 15:30