日経平均は1円安スタート、ホンダ、タカラバイオなど買い気配
30日の日経平均株価は、1円18銭安の1万5616円89銭で寄り付いた。
前日の米国株式市場は、今後に控える重要イベントを前に様子見ムードが高まり、NYダウが70ドル安と反落。一方で、外国為替市場でドルが102円前後と円安基調が進んでいることもあり、日経平均は1円安と小幅安で寄り付き。すぐに上げ転換した。
個別では、1Q営業益が市場予想を超過したホンダ <7267> が買い気配でスタート。通期業績予想を上方修正した日本精工 <6471> や、北欧の幹細胞企業の買収を発表したタカラバイオ <4974> 、4―6月期の純利益が2.6倍に拡大した日立金属 <5486> なども買い気配となっている。
北米や欧州・中近東の需要堅調で1Qの営業益が21%増となったコマツ <6301> も高い。
一方、4―6月期の営業利益が45%減となったLIXILグループ <5938> や、燃料費高騰が響き4―6月期純利益が19%減となった日本航空(JAL) <9201> は売り気配となり、6月中間期の営業益は19%増にとどまったガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> 、4―6月期は大幅減益で着地した野村ホールディングス <8604> などは大きく売られている。
今日の決算発表では、取引時間中に川崎重工業 <7012> 三菱電機 <6503> やJFEホールディングス <5411> 、引け後にはJT <2914> や野村不動産ホールディングス <3231> 、富士フイルムホールディングス <4901> 、NEC <6701> 、三菱自動車 <7211> 、KDDI <9433> 、任天堂 <7974> などの発表が予定されている。(編集担当:片岡利文)
30日の日経平均株価は、1円18銭安の1万5616円89銭で寄り付いた。
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2014-07-30 09:15