日産とヒュンダイ 新車投入で「中国市場争奪戦」を展開へ=韓国

 中国メディアの環球網は29日、韓国紙のソウル経済を引用し、中国の自動車市場でシェア4位の現代(ヒュンダイ)自動車と5位の日産自動車が今年下半期に新車市場で“争奪戦”を繰り広げるとの見通しを示した。  記事は、中国の自動車市場において乗用車販売台数がもっとも多いメーカーは上海フォルクスワーゲンであることを紹介。さらに第2位に一汽フォルクスワーゲン、第3位に上海GMと続き、現代自動車の中国合弁会社である北京現代が4位、日産自動車の中国合弁会社である東風日産が5位につけていると伝えた。  続けて、2014年下半期における現代自動車の目標は「乗用車販売台数で4位を保ちつつ、3位を狙う」ことであるとし、8月から9月にかけて現代自動車がセダンタイプの「Genesis」やSUVの「ix25」といった新車を投入する予定であることを紹介。  さらに、「ix25」は北京現代が中国市場向けに開発したモデルであることを伝え、中国市場ではSUVの市場規模が拡大を続けていることを挙げたうえで、「北京現代は乗用車販売台数で3位につける自信を持っている」と論じた。  また、東風日産の14年上半期における販売台数は47万6800台に達し、前年同期比20.6%増と大幅な伸びを示した。北京現代の販売台数は同8.2%増の55万2900台であり、東風日産の販売台数が急激に伸びていることを考慮すれば、北京現代に追いつくことも十分可能で、記事は「東風日産は北京現代に大きなプレッシャーを与えている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は29日、韓国紙のソウル経済を引用し、中国の自動車市場でシェア4位の現代(ヒュンダイ)自動車と5位の日産自動車が今年下半期に新車市場で市場争奪戦を繰り広げるとの見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-30 09:30