ＯＬＣが続急伸、１Ｑ営業益は４％減も観測内容を上回る

　オリエンタルランド（ＯＬＣ） <4661> が続急伸。朝方に８２０円高（４．４％高）の１万９５８０円まで買われ、１７日の年初来高値１万９０３５円を上抜いた。 　同社は２９日引け後に、今３月期の第１四半期業績を発表。売上高は前年同期比２．６％減の１０４２億３６００万円、営業利益は同４．２％減の２４７億７４００万円となった。３期ぶりの売上減、営業減益となる。 　５月から開始した夜のショーなどの効果もあり、入園者数は増加したものの、前年の開業３０周年イベントの反動などで客単価が減少したという。 　ただし、１９日付の一部紙において、同社の１Ｑ営業利益は「前年同期比２割減の２００億円強にとどまったもよう」と報じられており、前週２２日に同社株は急反落していた。実績値は観測記事の水準を大きく超過しており、見直し買いが株価を押し上げたもようだ。 　ＯＬＣの今３月期の会社計画は、売上高が４１７６億４０００万円（前期比１１．８％減）、営業利益は８３１億７０００万円（同２７．４％減）を予想、従来予想を据え置いている。（編集担当：片岡利文）