オイレス工は年初来高値、自己株取得や株式分割など材料視

　オイレス工業 <6282> は４日続伸し、２月１２日の年初来高値を上回った。午前９時３０分に２８８円高（１２．１９％高）の２６５０円を付けている。 　２９日引け後、１５年３月期第１四半期の決算と同時に、自己株式の取得や株式分割を発表した。 　取得株式総数の上限は１００万株で、発行済株式総数の３．４６％に相当する。取得価額総額は上限２５億円。取得期間は８月１日―９月２５日とした。また９月３０日を基準日、１０月１日を効力発生日として、普通株式１株を１．２株に分割する。配当は分割に伴う調整を行わず、従来通り中間期・期末ともに２５円を予定。分割後の株式が対象の期末配当は実質増額となる。 　なお、第１四半期の売上高は前年同期比６．４％増の１４０億９８００万円、営業利益は同１３．７％増の１４億１７００万円だった。業績予想は変更していない。１４年９月中間期では営業利益３１億６０００万円（前年同期比１６．０％増）を計画している。（編集担当：宮川子平）