サムスン、第2四半期のスマホシェア急減、中国メーカー躍進で「地殻変動」か=韓国メディア

 韓国のサムスン電子の2014年第2四半期(4−6月期)のスマートフォン市場のシェア(市場占有率)が、前期よりも大幅に減少したことが分かった。米調査会社のIDCが明らかにした。複数の韓国メディアが7月30日、報じた。  第2四半期のスマートフォン市場の世界出荷台数は2億9530万台で、前年同期より23.1%拡大した。  しかしサムスンのスマホ出荷台数は7430万台で、前年同期比で3.9%減少。シェアも同32.3%から25.2%に急減した。  業界2位のアップルは3510万台で前年より12.4%増加したが、シェアは13.0%から11.9%に低下した。  一方でシェアを伸ばしたのが中国メーカー。華為技術(ファーウェイ)有限公司の出荷台数は、前年同期の1040万台から95.1%増となる2030万台。シェアも4.3%から6.9%に伸ばし、アップルとの差を5%ポイントに縮めた。  中国レノボは出荷台数を38.7%増やし、シェアを4.7%から5.4%に伸ばした。韓国LG電子は前年同期より出荷量は増えたが、シェアを落とし、前年の3位から5位に転落した。  韓国メディアは、スマホ市場のトップ3に華為技術が入るなど中国メーカーの躍進がめざましいとし、この勢いが続けばスマホ市場に“地殻変動”が起きる可能性があるとして警戒感を示した。 また、中国がスマホの最大市場となるなか、アップルのようにサムスンも中国市場の攻略に乗り出さなければシェア低下に歯止めがかからなくなるとの見方を伝えた。(編集担当:新川悠)
韓国サムスン電子の2014年第2四半期(4−6月期)のスマートフォン市場のシェア(市場占有率)が、前期よりも大幅に減少したことが分かった。米調査会社のIDCが明らかにした。複数の韓国メディアが7月30日、報じた。
korea,social_issues,economic,business,industry
2014-07-30 12:45