ストリームは連日の株式分割落ち後高値、黒字転換業績と分割落ち後の急騰実績が支援

  ストリーム <3071> (東マ)は、25円高の345円と続急伸して始まり、7月29日につけた株式分割権利落ち後安値261円から大きく底上げ、連日の分割落ち後高値更新となっている。同社株は、7月31日を基準日に株式分割(1対5)を実施したが、これは今年2回目で、今年1月31日を基準日にやはり株式分割(1対100)を実施し、株価は分割権利落ち後安値374円から同高値1618円まで4.3倍の大化けを演じており、この再現思惑を強めて買い増勢となっている。合わせて今1月期業績の黒字転換が予想されていることも、ゲーム関連人気の拡大につながっている。 ■個人投資家層拡大で新規参入のネットゲーム事業の顧客増加も期待   株式分割は、同社株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的とした。なかでも投資家層の拡大による個人投資家の増加は、同社の事業拡大、売り上げ向上につながる。同社は、昨年11月に化粧品・健康商品などを展開しているエックスワンを子会社化して小売販売事業に参入し、また今年6月27日には中国最大のネットゲーム取引業者の5173.Com Holdings Limitedと業務提携してネットゲーム事業に参入しており、この事業の多角展開を個人投資家が顧客としてサポートしてくれることを期待している。   業績も4期ぶりの黒字転換と急回復、今1月期業績は、売り上げ206億4600万円(前期比23.7%増)、経常利益3億7200万円(前期は1億1900万円の赤字)、純利益2億8600万円(同8400万円の赤字)と予想している。今年1月末に5173.Comのグループ会社に第3者割当増資をして調達した資金により、ネット通販事業の仕入在庫の拡充やシステム開発、新規事業を積極化し、子会社化したエックスワンと同社の高効率・ローコストオペレーションのノウハウを相乗させることにより同子会社事業の成長を図ることなどが要因となる。   この今期業績のスタートとなった6月6日発表の今期第1四半期(1Q)業績は、売り上げ62億6100万円(前年同期比53.1%増)、経常利益8600万円(前年同期は1億3300万円の赤字)、純利益1億2300万円(同1億3100万円の赤字)と黒字転換して早くも成果を上げており、とくに純利益は、エックスワン子会社化に伴う負ののれん発生益6100万円が加わって、通期業績対比で43%の利益進捗率と目安の25%を大きく上回った。 ■前回の株式分割権利落ち後の4.3倍の大化け実績も強く意識   株価は、今期1Q業績の黒字転換で700円台から上値追いにスタートし、5173.Comとの業務提携で1000円台に乗せ、さらに株式分割の権利取りで年初来高値11618円をつけ、この高値水準で株式分割の権利を落とし、落ち後安値261円から32%高している。今年1月の前回株式分割権利落ち後の4.3倍の大化け展開を連想し再現思惑が一段と強まろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ストリーム<3071>(東マ)は、25円高の345円と続急伸して始まり、7月29日につけた株式分割権利落ち後安値261円から大きく底上げ、連日の分割落ち後高値更新となっている。
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2014-07-31 10:00