一休が反発、自社株買いを発表、1Qは費用増で経常減益

 一休 <2450> が朝方に反発。寄り付きで34円高(2.5%高)の1385円まで買われたものの、その後は上げ幅を急速に縮小し、午前10時前には前日終値付近まで戻している。  同社は30日引け後、今3月期の第1四半期決算を開示し、同時に自己株式の取得を発表した。  1Qの営業収益は前年同期比13.7%増の13億6500万円となったものの、経常利益は同11.5%減の3億6200万円、純利益は同7.5%減の2億3100万円と減益に終わった。  会社側は増収・経常減益は期初の予定通りとしており、26日に報じられた観測記事における1Q営業収益13億5000万円強、経常利益3億5000万円強をわずかながら上回っている。  4月からサービスを開始した「一休プレミアムサービス」の効果や、レストラン予約サイトなどの展開もあり、登録会員数が大幅増加し増収に寄与。一方で、プレミアサービスによるポイント費用の増加、広告宣伝費増などにより営業費用が拡大し、営業減益となっている。  同社の9月中間期業績予想は、営業収益30億2200万円(前年同期比9.4%増)、経常利益10億1700万円(同2.8%減)を据え置いており、通期予想も従来計画を変更していない。  また、一休は自社株買いを発表。発行済み株式総数の1.68%に相当する50万株を上限として、8月1日から9月22日の期間に取得する。取得価額の総額は上限7億円となる。(編集担当:片岡利文)
一休が朝方に反発。寄り付きで34円高(2.5%高)の1385円まで買われたものの、その後は上げ幅を急速に縮小し、午前10時前には前日終値付近まで戻している。
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2014-07-31 10:00