VOYAGEは最高値を射程圏、初決算で業績を上方修正し直近IPO株人気が増勢

  VOYAGE GROUP <3688> (東マ)は、375円高の4145円と4日続伸し、今年7月7日につけた上場来高値4335円を射程圏に捉えている。東証マザーズの値上がり率ランキングのトップ10にランクインする高人気である。前日30日大引け後に今年7月2日の新規株式公開(IPO)以来の初決算となる今9月期第3四半期(3Q)決算を発表、合わせて9月通期業績を上方修正したことから、直近IPO株買いが増勢となっている。前日30日の米国のナスダック市場で、ツイッターやフェイスブックなどのネット関連株が急伸したことも、フォローの材料視されている。 ■アドテクノロジー事業が想定を上回り3Q業績は高利益進捗   9月通期業績は、IPO時予想より売り上げを10億円、経常利益を3億9600万円、純利益を2億円それぞれ引き上げ、経常利益は19億円(前期比3.59倍)、純利益は11億円(同3.55倍)と続伸幅を拡大する。当初懸念していた消費税増税の影響が、比較的軽微にとどまり、アドテクノロジー事業の売り上げが、IPO時予想を上回って推移、3Q利益がIPO時の通期業績に対して95~98%の高進捗率とほぼ予想をクリアしたことから早期に上方修正した。 ■最高値から最安値への調整幅の半値戻しから全値戻しに再発進   株価は、公開価格2400円でIPOされ960円高、40%高の3360円で初値をつけ、上場2日目のストップ高を交えて上場来高値4335円まで公開価格比8割高となったあと、IPO株人気の一巡で3215円まで調整、IPO初日につけた上場来安値3230円を割って下げ過ぎとして調整幅の半値戻しまで底上げしていた。直近IPO株人気を拡大し、相場格言の「半値戻しは全値戻し」の通りに最高値奪回に再発進、さらに上値挑戦が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
VOYAGE GROUP<3688>(東マ)は、375円高の4145円と4日続伸し、今年7月7日につけた上場来高値4335円を射程圏に捉えている。
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2014-07-31 10:30