神戸鋼が急伸、9月中間期の利益予想を上方修正

 神戸製鋼所 <5406> が31日午後1時に今3月期の業績予想を修正。株価は直後に5円高(3.0%高)の171円まで買われた。  9月中間期業績は、売上高を従来予想の9500億円から9400億円(前年同期比5.7%増)に減額したものの、営業利益は400億円から500億円(同8.2%減)に、純利益は200億円から300億円(同32.1%減)に上積みしている。  鋼材主原料価格の下落傾向により鋼材価格の不透明感から売上高を減額したものの、溶接事業部門で公共投資の増加や造船向けの需要回復、アルミ・銅事業部門での飲料用缶材の需要増などを見通した結果、中間期の利益予想を上方修正したという。  通期業績予想では、鉄鋼事業部門で在庫評価影響の悪化が懸念されることから、売上高や営業利益は従来予想を据え置いている。純利益は税金費用の改善が見込まれ、従来予想の500億円から550億円(前期比21.6%増)に引き上げた。  また、未定としていた中間期の配当予想は2円(前期は無配)としており、期末配当は未定を継続した。  同社の今期の第1四半期業績は、売上高が前年同期比6.3%増の4447億9000万円、営業利益は同44.6%増の279億8700万円となっている。(編集担当:片岡利文)
神戸製鋼所が31日午後1時に今3月期の業績予想を修正。株価は直後に5円高(3.0%高)の171円まで買われた。
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2014-07-31 13:30