新日鉄住金が9月中間期予想を開示、株価は発表後に下落
新日鉄住金 <5401> が31日午後1時30分に、今3月期第1四半期業績を発表。同時に未定としていた業績予想や配当予想を発表した。
1Q業績は、売上高が1兆3614億100万円(前年同期比5.8%増)、経常利益は743億1900万円(同14.0%減)となり、市場予想と比較して経常利益が大幅に落ち込んだ。
鉄鋼需要は公共工事需要が減少し、製造業分野向けでも消費増税による反動減がみられたものの、設備投資の回復による需要増もあり、おおむね堅調に推移。輸出は海外経済の回復基調が寄与したものの、中国鉄鋼メーカーの生産増強もあり厳しい状況が続いたという。
同社の9月中間期業績予想はこれまで未定としていたが、1Q決算と同時に開示された。売上高は前年同期比2.8%増の2兆7500億円、経常利益は同1500億円(同13.6%減)としており、売上高は市場コンセンサスを上回ったが、経常利益は大きく下回っている。
未定としていた中間期配当は2円(前年同期は2円)の予定と発表。期末配当予想は未定を継続した。
新日鉄住金の31日の株価は、前場は前日終値付近でのもみ合いとなっていたが、業績発表後に急落し、午後1時52分に5.3円安(1.7%安)の314.3円まで売られている。(編集担当:片岡利文)
新日鉄住金が31日午後1時30分に、今3月期第1四半期業績を発表。同時に未定としていた業績予想や配当予想を発表した。
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2014-07-31 14:15