トヨタ視察旅行に参加した中国の記者 「ハイブリッド車の将来性を実感」=中国メディア

北京商報は7月29日、中国メディアの関係者などを対象に、トヨタ自動車の日本の工場や販売店を視察する旅行が実施されたことを伝え、同視察旅行に参加したという記者の報告として、「ハイブリッド車はガソリン車から電気自動車へ移行する過渡期における存在ではない」と論じる記事を掲載した。
記事は、「中国では電気自動車こそ本当の意味でのエコカーであるとの認識が一般的」と紹介。ハイブリッド自動車は「ガソリン車から電気自動車へと移り変わる過渡期における自動車にすぎないと考えられている」としながらも、「トヨタはそのようには考えていない」と論じた。
続けて、「トヨタは電気自動車の普及には技術とインフラという2つの制限があると考えている」とし、ハイブリッド自動車であればすでに技術は成熟しているうえ、インフラも新たに整備する必要がないためガソリン車と同様に使えて便利だと論じた。
さらに、トヨタの日本国内における販売台数のうち、5割以上がハイブリッド車であることを紹介、日本人の環境保護意識の高まりや日本政府の補助などもあり、ハイブリッド車の販売が伸びてきていることを伝えた。
また記事は、「ハイブリッド技術における長年の蓄積やハイブリッド車の売れ行き、消費者の反応などから、トヨタは“消費者は現実的かつ合理的な選択をするもの”と考えている」と紹介。さらに「消費者との距離」にこだわるからこそ、「トヨタはハイブリッド車の販売に力を入れている」と論じた。(編集担当:村山健二)
北京商報は7月29日、中国メディアの関係者などを対象に、トヨタ自動車の日本の工場や販売店を視察する旅行が実施されたことを伝え、同視察旅行に参加したという記者の報告として、「ハイブリッド車はガソリン車から電気自動車へ移行する過渡期における存在ではない」と論じる記事を掲載した。
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2014-07-31 15:00