ベネッセHD、第1四半期は最終赤字、通期見通しは未定に変更

 ベネッセホールディングス <9783> は31日引け後、15年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比2.2%増の1155億1900万円、営業利益は同12.4%減の49億8200万円で着地。最終損益は136億3700万円の赤字(前年同期は26億3400万円の黒字)に転落した。  タブレット教材の導入による費用の増加などが利益を圧迫したほか、顧客情報の漏えいに伴い、顧客へのお詫びや対応費用、情報セキュリティ対策費用など260億円を特別損失として第1四半期に計上した。  今期業績予想は未定に変更した。情報漏えいについて事故調査委員会による事実関係の調査中で、新規の営業活動を停止しており、事業への影響を合理的に見積もることが困難という。4月30日時点では、売上高4860億円(前期比4.2%増)、営業利益360億円(同0.5%増)などを見込んでいた。  31日終値は30円安の3900円。(編集担当:宮川子平)
ベネッセホールディングスは31日引け後、15年3月期第1四半期の決算を発表した。
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2014-07-31 15:45