日本向け「中国産食材」の安全性が特に高い理由=中国メディア

中国メディアの新浪財経は7月31日、同メディアで日本に関するトピックスの責任者を務める蔡成平氏の主張として、「日本はいかにして中国から安全な食品を調達していたのか」と論じる記事を掲載、「日本人は中国から日本へ輸出される食品を厳格に管理していた」と伝えた。
記事は、中国から輸出される食品は厳しい安全性が求められるとし、「日本への輸出においては特に厳しく、日本側の基準に達していない食品は通関すらできないケースもある」と論じた。
さらに、「中国では食品に対する安全倫理が低下している」という認識のもと、日本向けに輸出される中国産食品の多くは「日本企業が自ら生産を管理している」と紹介。
続けて、日本の農林中金総合研究所の報告を引用し、「中国から日本向けに輸出されている野菜の多くは日本企業が管理する農場もしくは契約農家で栽培されたもの」とし、日本企業は中国産食品の安全性を確保するうえで、中国企業に丸投げせず、日本人スタッフを現地に派遣するなどして自ら厳格な管理を行っていることを伝えた。
また、日本企業が厳格な管理のもと中国で食品を生産しているのは「日本の検疫所のほか、日本の社会が食に対して高い安全性を求めているから」と指摘し、特に日本では食の安全問題は企業に極めて深刻なダメージをもたらすと紹介した。
さらに、2008年に発生した中国産の毒ギョーザ事件を例に挙げたうえで、「生産工場を経営していた天洋食品は倒産に追い込まれ、日本側の輸入販売業者も事業再編などを迫られた」と紹介した。
記事は、中国で生産される食品であっても、日本向けに輸出される食品は特に安全性が高いと指摘し、「同じ土地で同じ中国人が生産しているというのに、日本向けの食品と国内で流通する食品の安全性には、なぜこれほどまでに差があるのだろうか」と疑問を呈した。(編集者:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新浪財経は7月31日、同メディアで日本に関するトピックスの責任者を務める蔡成平氏の主張として、「日本はいかにして中国から安全な食品を調達していたのか」と論じる記事を掲載、「日本人は中国から日本へ輸出される食品を厳格に管理していた」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-08-01 09:00