日経平均寄り付きは109円安、NYダウ急落にツレ安
8月1日の日経平均株価は、109円23銭安の1万5511円54銭で寄り付いた。
前日の米国株式市場ではアルゼンチンの債務不安が急浮上したことから、NYダウが317ドル安と3日続落。高値警戒感が強まっていたこともあり、大きく下げた。日経平均も米国株の下げが影響した。
また、外国為替市場ではドルが102円台後半とやや円高に転じている。
個別では、事業継続に重要な疑義があると指摘を受けたスカイマーク <9204> が売り気配でスタートしたほか、4―6月期の経常利益が81%減となった資生堂 <4911> や、今3月期予想で復配を計画したものの最終減益が嫌気されたアドウェイズ <2489> などが売り気配となっている。
また、クオール <3034> との業務提携を発表したココカラファイン <3098> や、4―6月期の純利益が41%減となったダイハツ工業 <7262> も売り気配となっている。第1四半期が最終赤字となったベネッセホールディングス <9783> や、チョコレート価格高騰などで6月中間期が営業赤字に転落した不二家 <2211> 、今12月期の業績予想を下方修正した旭硝子 <5201> なども軟調。
一方、業績・配当予想を上方修正した日本ガイシ <5333> が買い気配となり、4―6月期の営業利益が97%増となったソニー <6758> や、4―6月期のの純利益が2倍強になった日本ハム <2282> も買い気配でスタートしている。6月中間期計画を上方修正した東京応化工業 <4186> は大幅高となった、
今日の決算発表は、取引時間中にエーザイ <4523> 、旭化成 <3407> 、三井化学 <4183> 、三菱ケミカルホールディングス <4188> など。引け後には武田薬品工業 <4502> やシャープ <6753> 、スズキ <7269> 、ローム <6963> などが発表を予定している。(編集担当:片岡利文)
8月1日の日経平均株価は、109円23銭安の1万5511円54銭で寄り付いた。
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2014-08-01 08:15