ベネッセHDは続落、通期業績予想を撤回、情報漏えい問題が影響
ベネッセホールディングス <9783> は3日続落し、午前9時10分に95円安(2.44%安)の3805円を付けた。7月31日引け後に15年3月期業績予想を未定にしたことで、先行きに対する不透明感が強まり、売りが優勢となった。
情報漏えいについて事故調査委員会による事実関係の調査中で、新規の営業活動を停止しており、事業への影響を合理的に見積もることが困難という。4月30日時点では、売上高4860億円(前期比4.2%増)、営業利益360億円(同0.5%増)などを見込んでいた。
なお、15年3月期第1四半期の決算を発表。売上高は前年同期比2.2%増の1155億1900万円、営業利益は同12.4%減の49億8200万円で着地。最終損益は136億3700万円の赤字(前年同期は26億3400万円の黒字)に転落した。
タブレット教材の導入による費用の増加などが利益を圧迫したほか、顧客情報の漏えいに伴い、顧客へのお詫びや対応費用、情報セキュリティ対策費用など260億円を特別損失として第1四半期に計上した。(編集担当:宮川子平)
ベネッセホールディングスは3日続落し、午前9時10分に95円安(2.44%安)の3805円を付けた。
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2014-08-01 10:30