メディアドウは電子書籍市場急拡大を背景に業績も上昇期入り
メディアドウ <3678> (東マ)の出直りに期待したい。同社は電子書籍事業において、自社開発したシステムを核に事業を展開している。同システムを活用し、電子書籍配信を実現するためのシステムを提供する「プラットフォーム提供」、電子書籍コンテンツの取次販売を行う「ディストリビューション」、それにパートナー企業とともに電子書店を共同で運営する「アライアンス」事業などを展開している。
LINEの上場が接近する中、その関連株としての人気要素も注目される。前期より提供を開始したLINE株式会社の「LINEマンガ」において、LINEが運営するSNSサービス「LINE」の登録ユーザー数拡大及び、無料コンテンツの配信、購入者に限定「LINEスタンプ」を提供するなどの施策等を行い、サービス開始以来順調に電子書籍コンテンツ販売量を拡大している。
先に、米国で電子書籍サブスクリプション(読み放題)サービスを手掛けるスクリブドと提携し、日本の電子書籍コンテンツを独占的に提供することになった。スクリブド社は現在、米大手出版社の作品を含む40万タイトル以上が同サービスに提供されていると言われており、メディアドゥは、国内コンテンツを提供していくため、国内出版社への営業を進めていく方針。
業績も好調で、今2015年2月期の第1四半期決算は売上げ17億3500万円(前年同期は未公表)、営業利益7200万円(同)を達成し、通期見通しの売上げ80億1600万円(前期比44.6%増)、営業利利益4億300万円(同59.8%増)は据え置いた。
スマートフォンやタブレット、電子書籍専用端末といった新たなプラットフォーム向けに、電子書籍市場が急速に拡大している。業績も今期から本格的な拡大期に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
メディアドウ<3678>(東マ)の出直りに期待したい。同社は電子書籍事業において、自社開発したシステムを核に事業を展開している。
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2014-08-01 11:15