電算システムは10月高値からまもなく3ヶ月調整、乖離率も縮小し狙い場、次は2000円へ

  電算システム <3630> は昨年7月に株式2分割を実施、2013年末株価は1483円と権利修正では前年末比891円の大幅な上昇だった。   相場の強さの基調となる24ヶ月線との関連では、2011年5月頃から株価が同線を上回った展開が続いている(権利修正チャートで)。ただ、昨年10月の大陽線で24ヶ月線との乖離率は同社株としては過去最大の100%突破となっていた。このため、10月15日の1540円を高値に足元では1400円前後へ調整となっている。   その乖離率は80%程度まで縮小し過熱感はそうとう薄らいでいる。また、高値からの調整日柄はまもなく3ヶ月となり、業績の良い銘柄の場合、3ヶ月の調整で出直るとされるだけに、調整一巡から本格上昇が予想されそうである。   ネット通販向け収納代行や郵便局の情報処理事業等の好調で、2013年12月期は前期比8.3%増収、営業利益11.8%増益の見通し。株式分割後1株利益は63.3円、配当は中間期(分割前)20円、期末10円。   同社の強みはコンビニチェーン17社及びゆうちょ銀行と契約し全国7万以上の窓口で収納代行サービスを提供していることである。派手さはないが、ストック型の着実な成長が期待できる。今後は国際送金での展開が寄与してくる。   12月期決算は1月末頃に発表の見通し(昨年は1月30日)で、2014年12月期も増収増益は間違いないとみられることから決算発表を好感して株価上伸となることが予想される。とくに、四季報では2014年12月期の配当について5円増配の年25円を予想している。   昨年10月の1540円は権利修正では上場来最高値であり、次に出直ってくれば2000円相場を目指す展開だろう。高値から日柄調整3ヶ月目の1400円前後は狙い場とみていいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
電算システム<3630>(東1)は昨年7月に株式2分割を実施、2013年末株価は1483円と権利修正では前年末比891円の大幅な上昇だった。
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2014-01-06 14:15