ロームの1Q営業益は前年同期の5倍に拡大

 1日引け後、ローム <6963> が今3月期の第1四半期業績を開示した。  売上高は前年同期比10.5%増の884億1700万円、営業利益は前年同期の5倍となる92億7600万円となり、純利益は同0.2%減の67億6400万円となった。  LSIにおいて、自動車向けの各種電源LSI、LEDドライバLSIが好調となり、スマートフォン(スマホ)カメラモジュール用のレンズドライバLSIも売上が拡大。タブレットPC向けの電源LSIも売上が急増した。また、半導体素子でも自動車関連やスマホ、タブレット向けのトランジスタやダイオードが伸張したほか、太陽光発電装置やエアコン向けのSiCが好調になったという。最終減益は為替差損の計上が影響している。  同社の業績予想については、第2四半期以降の市場見通しが不確実であるため、従来計画を据え置いている。9月中間期は売上高1770億円(前年同期比5.4%増)、営業利益137億円(同32.5%増)、純利益は100億円(同18.3%減)の計画となる。  ロームの1日の終値は10円安の5900円。同社株は7月29日に、年初来高値となる6080円を付けている。(編集担当:片岡利文)
1日引け後、ロームが今3月期の第1四半期業績を開示した。
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2014-08-04 06:00