日経平均は382円安、ファストリテなど値がさ株に利益確定売り
1月6日の日経平均株価終値は382円43銭安の1万5908円88銭となり、2014年最初の取引を大幅反落で終えた。
年末年始の欧米株式下落や、為替市場でドルが104円台前半と円高に転じたこと、アジア株の軟調などが影響し、国内株式でも利益確定売りが優勢となった。日経平均は143円安の1万6147円で寄り付いた後、下げ幅が一時400円を超える場面もあり、終値でも昨年12月24日以来の1万6000円割れとなった。
個別では、ファーストリテイリング <9983> やファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> など値がさ株が急落したほか、東京都競馬 <9672> 、よみうりランド <9671> など含み資産株の一角にも売りが先行した。また、昨年末に発覚した農薬混入問題が懸念されたマルハニチロホールディングス <1334> も軟調となった。
一方、マグネシウム電池の株価材料に関連し、藤倉ゴム工業 <5121> が6営業日連続のストップ高に買われたほか、古河電池 <6937> もストップ高。また、道路などの定期点検が義務付けられると報じられ、日本橋梁 <5912> や駒井ハルテック <5915> など橋りょう株、インフラ関連株が動意付いた。
ほかにも、昨年末に自社株買いを発表したロングライフホールディング <4355> が急伸したほか、12月の米国自動車販売台数が好調だった日産自動車 <7201> も堅調となった。
業種別では、鉱業株、情報通信株、海運株、不動産株、タイヤ株などが売られ、空運株、金属製品株などが底堅い動きを見せた。(編集担当:片岡利文)
1月6日の日経平均株価終値は382円43銭安の1万5908円88銭となり、2014年最初の取引を大幅反落で終えた。
japan,economic
2014-01-06 15:00