決算集計速報　ＰＡＲＴ３　業績修正で買われた株・売られた株は＝金山敏之

　３月期決算銘柄の第１四半期決算がスタートしていますが、昨日が主要企業の決算発表のピークでＴＯＰＩＸ５００採用銘柄に限ってみても１００社を超える企業が決算を発表しています。こうしたなか投資のヒントでは一昨日に「決算集計速報ＰＡＲＴ１」として２９日までに決算を発表した企業の決算を、そして昨日に「決算集計速報　ＰＡＲＴ２」として３０日の決算発表をまとめましたが、今回はＴＯＰＩＸ５００採用の３月期決算銘柄を対象に昨日の決算発表を早速集計しています。　　 　昨日も多くの企業が通期の業績予想を据え置いています。しかし、なかには上方修正や下方修正に踏み切った企業も幾つかあり、それを受けて大きく買われた銘柄や売られた銘柄もみられます。買われた銘柄では上方修正を行ったセイコーエプソン <6724> や日本ガイシ <5333> 、トクヤマ <4043> 、中部電力 <9502> に加え、下方修正した日本郵船 <9101> と商船三井 <9104> も悪材料出尽くしとして買われました。一方で売られた銘柄としては下方修正したオートバックスセブン <9832> や上方修正しながらも第１四半期が大幅な減益だった日本テレビＨＤ <9404> があります。（執筆者：金山敏之　マネックス証券シニア・マーケットアナリスト　編集担当：サーチナ・メディア事業部）