ソニーとサムスン、モバイル事業で直面する「同じ課題」とは=中国メディア

ソニーは7月31日に2014年4-6月期連結決算を発表し、売上高が前年同期比5.8%増の1兆8099億800万円、純利益が同8.6倍の268億800万円となった。中国メディアの騰訊科技は1日、ソニーが予想に反して黒字化したと伝える一方、モバイル事業でサムスンと同じ課題に直面していると論じる記事を掲載した。
記事は、ソニーが苦境に陥ってたテレビ事業が4-6月期に黒字化したと伝える一方、「1年前はソニーにとって稼ぎ頭だったモバイル事業で営業赤字に転落した」とし、通期販売計画を5月時点の5000万台から4300万台に引き下げたことを伝えた。
続けて記事は、ソニーが直面している問題は韓国のサムスン電子が抱える問題によく似ていると主張、サムスンもスマートフォンの販売が伸び悩み、営業利益が減少していることを指摘した。
さらに「サムスンのスマートフォン販売台数はソニーの8倍に達するが、ソニーとサムスンに共通しているのはスマートフォンのローエンド市場は中国の新興ブランドに市場を押さえられ、ハイエンド市場にはiPhoneという強敵が存在すること」と主張した。
続けて、中国のスマートフォンメーカーのうち、ファーウェイ、レノボ、小米が世界の携帯電話市場でそれぞれ3位、4位、5位のシェアを獲得していることを伝えた。さらに、ファーウェイなど中国メーカーが販売台数を伸ばすなか、「主なブランドのなかでソニーだけが販売台数を減らした」とし、ソニーのモバイル事業が苦戦している背景には中国メーカーの躍進があるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)
ソニーは7月31日に2014年4-6月期連結決算を発表し、売上高が前年同期比5.8%増の1兆8099億800万円、純利益が同8.6倍の268億800万円となった。中国メディアの騰訊科技は1日、ソニーが予想に反して黒字化したと伝える一方、モバイル事業でサムスンと同じ課題に直面していると論じる記事を掲載した。
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2014-08-02 12:30