日経平均は48円安スタート、ローム、テレ東HDなど買い気配

 4日の日経平均株価は、48円46銭安の1万5474円65銭で寄り付いた。  前週末のNYダウが69ドル安と4日続落し、日本株の下げにも波及した。米国では地政学リスクの高まりや、アルゼンチン債務問題などが懸念材料となったが、米雇用統計が予想を下回ったことは、米国の利上げ時期が先送りされるとの見方で相場を下支えした。  外国為替市場では、ドルが102円台後半で推移している。  個別銘柄では、1Q営業益が前年同期の5倍に拡大したローム <6963> が買い気配でスタート。、今3月期の業績予想を上方修正したテレビ東京ホールディングス <9413> や、自治体から受託したふるさと納税関連業務を開始したサイネックス <2376> 、4―6月期営業益が20%増のもようと観測されたテルモ <4543> なども買い気配となっている。  一方、前7月期の業績予想を大幅減額したウインテスト <6721> 、4―6月期が最終赤字となった曙ブレーキ工業 <7238> などが売り気配でスタート。  4―6月期の純利益が6%減となったキッコーマン <2801> が大幅安となり、、4―6月期営業益が3割減と観測されたAOKIホールディングス <8214> 、4―6月期の純利益が31%減となった兼松 <8020> などが軟調となっている。  きょう4日には、取引時間中に帝人 <3401> 、双日 <2768> 、LIXILグループ <5938> など、引け後には日本製鋼所 <5631> 、いすゞ自動車 <7202> 、楽天 <4755> などが決算発表を予定している。(編集担当:片岡利文)
4日の日経平均株価は、48円46銭安の1万5474円65銭で寄り付いた。
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2014-08-04 08:00