ロームが年初来高値、今3月期1Qの営業益が5倍に拡大
ローム <6963> が急反発。午前9時15分に290円高(4.9%高)の6190円まで買われ、7月29日に付けた年初来高値6080円を更新した。
同社は1日引け後、今3月期の第1四半期業績を開示。売上高は前年同期比10.5%増の884億1700万円、営業利益は前年同期の5倍となる92億7600万円となり、純利益は同0.2%減の67億6400万円となった。
LSIにおいて、自動車向けの各種電源LSI、LEDドライバLSIが好調となり、スマートフォンカメラモジュール用のレンズドライバLSIも売上が拡大。タブレットPC向けの電源LSIも売上が急増した。また、半導体素子でも自動車関連やスマートフォン、タブレット向けのトランジスタやダイオードが伸張したほか、太陽光発電装置やエアコン向けのSiCが好調となったという。最終減益は為替差損の計上が影響している。
業績予想については、第2四半期以降の市場見通しが不確実であるため、従来計画を据え置いている。9月中間期は売上高1770億円(前年同期比5.4%増)、営業利益137億円(同32.5%増)、純利益は100億円(同18.3%減)の計画となる。(編集担当:片岡利文)
ロームが急反発。午前9時15分に290円高(4.9%高)の6190円まで買われ、7月29日に付けた年初来高値6080円を更新した。
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2014-08-04 08:00