今週の為替相場見通し(2014年8月4日-)=為替王
世界の株価が急落しています。欧州経済を牽引してきたドイツの株価は7月の高値からの下落率は8%を超え、欧州株はほぼ総崩れの状態になっています。ただ、今年前半は上昇傾向がずっと続いていましたから、崩れたといっても、英・独・仏・伊など欧州の主要国の株価は、年初来安値と比べると、まだ高い水準を維持してます。アメリカのNYダウ株価も下落幅が拡大しており、7月の高値からの下落率は4%近くに達します。先週発表された経済指標は、予想を上回る+4%のGDP成長率だったり、6カ月連続で20万人以上の雇用増が明らかになったり、良好なものが目立ちましたが株価は逆に値下がりしました。
NYダウ株価についてチャート分析の観点では、先々週末に1万7千ドルの大台を割れた時点で売りシグナルが点灯しており、7月に蓄積された相場エネルギーを計測することにより、ターゲット1万6450ドルが出て、先週金曜日に早くもそのターゲットに到達しました。S&P500株価については少し遅れて、7月29日に1970を割れた時点で、ターゲット1913が出ました。そんなに下落するなんて、まさかと思われましたが、先週金曜日に安値1916とターゲット近くまで急落しました。NYダウ株価についてはさらに大きく見ますと、1万6200ドル台の目処が一応出ますが、いずれにしましても、今週はそろそろ下げ止まることを期待してよいのではないかと思います。
為替相場については先週、ユーロ、ポンド、豪ドルなどが、対米ドルで下落すると予想しました。ポンドドル相場についてブログで「ターゲットは1.68台」と書きましたが、先週は連日どんどん下落して一気にターゲットに到達しました。厳密に言いますと、ポンドドルの短期チャート分析において、7月21日時点(当時1.707前後)で下落シグナルが点灯。ターゲットは1.684あたりが出ていました。先週金曜日夜にターゲットに到達し、結果的に220~230pipsほどの値幅を2週間以内に獲得できました。久しぶりの爽快な勝利で本当によかったと思います。
ユーロドルや豪ドル米ドルでも結構大きな下落ターゲットが出ていて、すでに言及してきましたが、先週のポンドドルに続いて、それらの通貨も今週ターゲットへ向かって大きく動くことを期待したいです。(執筆者:為替王)
世界の株価が急落しています。欧州経済を牽引してきたドイツの株価は7月の高値からの下落率は8%を超え、欧州株はほぼ総崩れの状態になっています。
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2014-08-04 10:15