稲盛和夫氏の経営哲学 「中国企業は学ぶべき」=中国メディア
中国メディアの羊城晩報は3日、京セラや第二電電(現KDDI)の創業者である稲盛和夫氏の経営哲学を紹介する記事を掲載し、「稲盛氏の経営哲学は中国の企業が学ぶべきだ」と称賛した。
記事は稲盛氏の書籍を紹介しつつ、稲盛氏がリーダーの資質として「使命感を持っていること」、「目標を明確に打ち出し、実現させられること」、「新しいことに挑戦し続けられること」、「組織の人びとから信頼と尊敬を得ることができること」、「愛情と思いやりを持っていること」の5つを挙げていることを紹介。さらにこうした資質は「変化の激しい時代における経営者に求められる基準を示すものだ」と論じた。
続けて、「稲盛氏は本当のリーダーとは、愛情を基礎に民意を反映させることができる独裁者と表現している」と紹介、人びとの意見を尊重しつつ、果断に決断することができる人こそ混沌とした時代を切り開くことができ、企業を成長させることができるのだと伝えた。
また記事は、稲盛氏の人徳の高さを称賛すると同時に、企業経営に「利他」という哲学を浸透させたことは「本当に尊敬できること」と高く称賛、「稲盛氏は企業家であると同時に科学者であり、哲学者であり、宗教家であり、教育者だ」と報じた。
さらに、稲盛氏の経営哲学は業種や国境、民族や文化といった垣根を超える本質的な概念だと主張し、「グローバル企業を目指す中国の企業にとって、稲盛氏の経営哲学は学ぶべきだ」と指摘した。(編集担当:村山健二)
中国メディアの羊城晩報は3日、京セラや第二電電(現KDDI)の創業者である稲盛和夫氏の経営哲学を紹介する記事を掲載し、「稲盛氏の経営哲学は中国の企業が学ぶべきロールモデルだ」と称賛した。
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2014-08-04 12:00