楽天の6月中間期業績は5.9%営業減益、市場予想を下回る

 楽天 <4755> が4日引け後、今12月期の6月中間期業績を開示した。  売上収益は前年同期比14.8%増の2766億200万円、営業利益は同5.9%減の447億7600万円となり、純利益は同9.9%減の230億8600万円と減益に終わった。  市場コンセンサスとの比較では、売上収益はほぼ予想通りとなり、営業利益は約6億円、純利益は50億円超下回っている。  「楽天市場」などのインターネットサービス、「楽天証券」や「楽天カード」などのインターネット金融は、ともに売上収益が2ケタ増となったものの、利益面ではインターネットサービスにおける先行投資の継続や、証券事業における株式市況減速の影響などにより、営業減益となった。  同社は通期の業績予想を開示していないが、株式市況の影響を大きく受ける証券業を除いた売上収益・営業利益は、前期を上回ると見通している。  楽天の4日の終値は32円安の1284円。同社株は5月21日に年初来安値となる1148円を付けている。(編集担当:片岡利文)
楽天が4日引け後、今12月期の6月中間期業績を開示した。
japan,company
2014-08-04 17:15