日経平均は32円高スタート、好決算株が買われる

 5日の日経平均株価は、32円37銭高の1万5506円87銭で寄り付いた。  前日のNYダウが75ドル高で終了した。日本では企業の決算発表が相次いでいるため、米国株との連動性はやや薄れているものの、NYダウの5日ぶりの反発を好感し日経平均は上昇してスタートした。  外国為替市場では、ドルが102円台半ばで推移している。  個別銘柄では、1Q業績と同時に自社株買いを発表した大林道路 <1896> が買い気配。6月中間期の業績予想を上積みした東海カーボン <5301> や、4―6月期の営業利益が2割増となった太平洋セメント <5233> 、4―6月期の営業利益が5倍増と見込まれた不動テトラ <1813> も買い気配でスタートしている。  ほかにも、4―6月期純利益が39%減となったDMG森精機 <6141> や、タイ不振などで4―6月期が最終減益となったいすゞ自動車 <7202> 、4―6月期の純利益が5%増となったカルビー <2229> なども強い動きとなった。  一方、4―6月期の純利益が6割減となった日本製鋼所 <5631> が売り気配でスタートしており、1Qの純利益が17%減となった日本ペイント <4612> も軟調。1Qの純利益が24%増となったアルフレッサ ホールディングス <2784> や、3Qの純利益が27%増となった浜松ホトニクス <6965> も売りが先行している。  きょうは、取引時間中に大林組 <1802> や鹿島 <1812> 、大成建設 <1801> などの大手ゼネコン、丸紅 <8002> 、ヤマハ発動機 <7272> などが決算発表を予定している。大引け後には、トヨタ自動車 <7203> をはじめ、バンダイナムコホールディングス <7832> 、ダイキン工業 <6367> 、サントリー食品インターナショナル <2587> などが決算を発表する。(編集担当:片岡利文)
5日の日経平均株価は、32円37銭高の1万5506円87銭で寄り付いた。
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2014-08-05 09:15