ブラザーは高値更新後、材料出尽くし感で売られる

 ブラザー工業 <6448> が朝方に37円高の2013円まで上昇したが、買い一巡後は急速に売り圧力が高まっている。  同社は4日引け後、同社はが今3月期の通期業績予想を修正。売上高を従来予想の6700億円から6800億円(前期比10.2%増)に上積み。営業利益は470億円から500億円(同15.5%増)に、純利益は460億万円から490億万円(前期の2.5倍)に増額している。  中国需要の低迷で工業用ミシンの見通しを引き下げたものの、産業機器はIT関連需要の好調により計画を上方修正したという。通期の前提為替レートはドルが100円、ユーロが138円としている。  同時に発表されたブラザーの第1四半期業績は、売上高が前年同期比15.2%増の1604億3600万円、営業利益は同75.6%増の164億9000万円となり、純利益は293億8800万円(前年同期は13億3600万円)で着地した。  ブラザー株は前日4日に続き、連日で上場来高値を更新している。業績修正による材料出尽くし感が、朝高後のマイナス転換につながったもようだ。(編集担当:片岡利文)
ブラザー工業が朝方に37円高の2013円まで上昇したが、買い一巡後は急速に売り圧力が高まっている。
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2014-08-05 09:45