図研は値下がり率上位、第1四半期の赤字拡大を嫌気

 図研 <6947> は急反落し、午前9時30分に114円安(11.20%安)の904円を付けた。東証1部では値下がり率上位。4日引け後に発表した15年3月期第1四半期の決算が売り材料視されている。売上高は前年同期比0.2%増の41億4300万円、営業赤字は4億5600万円(前年同期は1億5200万円の赤字)、最終赤字は3億6300万円(同1億900万円の赤字)に拡大した。  今後の収益拡大に向けた投資の一環として欧米における組織体制の強化を進めたこともあって経費が増加した。最新の電気設計システムの販売が好調に推移したため、売上高はほぼ前年同期並みを確保できた。  通期業績予想は売上高223億円(前年同期比12.8%増)、営業利益16億円(同2.5倍)、純利益11億7000万円(同2.5倍)を据え置いている。  東証2部では傘下の図研エルミック <4770> も下げがきつい。図研と同様に4日引け後、第1四半期の決算を発表した。(編集担当:宮川子平)
図研は急反落し、午前9時30分に114円安(11.20%安)の904円を付けた。
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2014-08-05 10:00